秋の風に誘われて、ふらりと日光・龍王峡へ。
紅葉が見頃を迎える渓谷を歩いていたら、偶然にも特急リバティと遭遇。
思わずシャッターを切ったその瞬間は、まさに「旅の奇跡」でした。
龍王峡の紅葉が見頃に|渓谷を染める秋のグラデーション
栃木県日光市にある龍王峡(りゅうおうきょう)は、鬼怒川温泉からほど近い紅葉名所。
10月下旬から11月上旬にかけて、渓谷全体が赤や黄に染まります。
空気がひんやりとして、川の音が心地よく響く──
自然の中を歩くだけで、気持ちまで整っていくようでした。
見上げれば、木々の隙間から差し込む陽が紅葉を透かしてきらめく。
まさに「秋の呼吸」を感じる時間でした。
偶然出会った「特急リバティ」|紅葉の中を駆け抜ける一瞬
遊歩道を歩いていたとき、線路の方から聞こえた軽やかな音。
「もしかして…?」と振り返ると、そこに現れたのは 特急リバティ。
偶然のタイミングで出会えたこの列車は、紅葉のトンネルをゆっくり抜けていきました。
旅の途中でこういう出会いがあると、なんだかご褒美をもらった気分になります。

龍王峡駅の小さな秋|駅舎前にも真っ赤なモミジ
駅舎前のモミジも、まるで空を焦がすように真っ赤に染まっていました。
電車を待つ人たちも、その木の下で写真を撮ったり深呼吸したり。
駅全体が秋色の空気に包まれていて、どこを切り取っても絵になります。
真っ赤に色づいたモミジが迎える龍王峡駅。旅の終わりにぴったりの風景。

偶然も旅の一部、紅葉も出会いも一期一会
予定にない出会いほど、旅の記憶に残るもの。
リバティとの偶然の瞬間も、紅葉の色づきも、
どれも「今しか見られない景色」でした。
今年の秋は、皆さんどんな出会いが待っているでしょうか?
ごきげんよう。


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