犬物語|アンジュ 第1話
小さな天使は、9頭のきょうだいの中から、そっと我が家に降りてきました。
名前はアンジュ。フランス語で「天使」。
ゆっくり、ゆっくり、家族になっていく物語のはじまりです。
小さな天使アンジュがやってきた日
アンジュとの出会いは、ちょっと特別なものでした。
犬友達のお家で、ピレニーズの仔犬が9頭生まれたと聞いた時、
「知り合いにしか譲りたくないんだ」と連絡が来ました。
プリンと、まだ怪獣期まっただ中のルークがいた我が家。
三頭目……正直、躊躇しました。
だけど、
「見るだけ来てみてよ」と言われたら最後です。
片道3時間。会いに行きました。
そして、予想通り――
抱っこした瞬間、胸の奥が“ふっ”とあたたかくなるあの感覚。

「この子は、家に来る子だ」
そう思ってしまったら終わりです。
アンジュという名前は、フランス語で「天使」という意味があります。
お迎えに行くまで少し時間があったので、かなり真剣に考えました(笑)
真っ白で、小さくて、まっすぐな目で見つめ返してくれる子。
「この子は、天使だね。」
そう言葉が出たとき、名前は自然に決まっていたのかも。
アンジュのママは、よく知っている子でした

アンジュのお母さんは、以前からよく知っているわんちゃん。
とても優しくて、穏やかで、誰に対してもまっすぐな心を持った子。
「この子の娘なら、きっと大丈夫」
その確信が、背中をそっと押してくれました。
いったん家に戻る。ゆっくり“お別れ”をするために
すぐに連れて帰ることもできたけれど、
「ゆっくりお別れしたい」と言ってくれた友人の気持ちを大切にしたくて、
一度帰宅。
そして数日後、
また片道3時間かけてお迎えに行くことに。
アンジュは、あの時のまま。
まっすぐに私を見てくれました。
「迎えに来たよ。」
あの瞬間のことは、今でも胸がぎゅっとします。
家に着いた時のこと、よく覚えています
玄関のドアを開けると――
ルークは、まさかの熱烈歓迎。
「やっと来たの?この子!」みたいなテンションで、
しっぽがちぎれそうなほど振っていました。
一方、プリンは……
そっぽ向きました。(笑)

自分の気分でしか甘えないマイペースな子。
無理に近づかず、心も開かず。
だけど、拒絶はしない。
その“間”が、プリンらしくて好きでした。
そして、そこにちゃんと“余白”がありました。
家族になるには、
焦らなくていい。
それをプリンが教えてくれました。
賑やかな毎日がはじまりました
アンジュは小さくて、まっすぐで、
全身で「生きてる!」を表現する子。
ルークは最初から好き好き。

プリンは距離感の天才。
にぎやかで、ちょっとてんやわんやで、
でも笑いの多い日々が始まりました。
家族は、はじめから完成しているわけじゃない。
少しずつ、優しさが形になっていくものなのだと思います。
皆さんも「天使」に出会ったことはありますか?
ごきげんよう。


コメント