寒い夜、満月と格闘した日。── コールドムーン撮影奮闘記

冬空をゆっくり昇る、あたたかなコールドムーン。 日常とエッセイ

:冬の夜空に浮かぶ白く明るい満月と街のシルエット
冬空に浮かぶコールドムーン。ベランダで奮闘の末に撮れた一枚。

5日の夜、空にぽっかり浮かんだ満月。
12月の満月は“コールドムーン”なんて呼ばれるそうで、名前からしてすでに寒い。

せっかくだから綺麗に撮ってみたいと思い立ち、
一眼レフを引っ張り出してベランダへ。
……ここからが長い戦いの始まりでした。

いつもは「カメラさん、あとはよろしく」で済ませている私。
今日は“マニュアル撮影”という未知の領域。
とりあえず検索してみると、
「シャッタースピードは…」「ISOは…」「F値は…」と難しい単語の大行列。

月を撮りたいだけなのに、なんだか資格試験でも受けてる気分。

寒空の下、震えながらカメラとにらめっこ。
ピントは合わないし、月は丸いのに写真では楕円。
ちょっと目を離したらどこかに消えてるし、
ご近所さんには“夜にベランダで機材と格闘している人”に見えたかもしれない。

それでも何度も設定を変えて、
ようやく「これだ!」という一枚が撮れました。

:オレンジ色に輝くコールドムーンを夜空に撮影した写真
昇り始めの満月は、こんなにもあたたかい色。寒い夜に少しだけ灯りをくれた瞬間。


オレンジ色に染まる月も、白く凛と輝く月も。
がんばったぶんだけ、胸の奥が少しポッと温かくなる。

満月が綺麗に撮れただけなのに、
なんだか良いことが起きそうな気がしてくるから不思議です。
実際に起きてもいいし、起きなくても…まぁそれはそれで(笑)。
でも、こんなふうに小さな達成感を味わえた夜は、
きっと悪い日にはならない気がします。

あなたは最近、
「ちょっと面倒だけど、やってみたら楽しかったこと」ありますか?

ごきげんよう。

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